データで見る慶應リハビリ科

リハビリテーション医学・医療を学ぶ上で、理想的な環境とはどんなところでしょうか。リハビリテーション科はまだ新しい医学領域であり、専門医数は全国の合計で3000名弱です。これはまだ、日本の総医師数の0.8%ほどに過ぎません。リハビリテーション医学に興味はあるけれど、ロールモデルとなる指導医や先輩が周囲にいないことに不安を感じる方もいると思います。
慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室には、100名ほどの教室員(医師)が所属しています。また当教室から他施設の教授職や研究者に就任されたり、開業された方などを含む同窓生が、日本全国で多数活躍しておられます。様々な経験やバックグラウンドを持ちながら、同じ志を持ち日々奮闘する仲間や先輩の存在こそが、我々の教室の強みだと考えています。ここでは、私たちの教室の“いま”をデータでわかりやすくお示しします。

*以下のデータは2023年6月現在のものです

比較的若い学年が多くを占めていますが、指導医も多く所属しています
指導医の多さは教育・指導体制の厚みにつながります

国公私立を問わず、全国から入局を受け入れています
風通しがよく、お互いを刺激し合える雰囲気があります

過去10年の入局者の出身校(n=62)

現在の男女比はおおよそ2:1
女性医師が比較的多い教室と言えます

初期研修終了後、ストレートにリハビリ科へ入局するものが多数派です
他科からの転科入局者も2割程度おり、多様性を形成しています

専門医取得まで、指導体制が整った病院で研鑽を積むことが可能です

  • 専門医取得までの研修期間には数回の異動があります。入局後まもない若い学年のうちは、多くの方が右記の関連病院で研鑽することになります。
  • 赴任した病院では学年の近いレジデントがいることが多く、指導医も十分な配置がなされています。