大学院について

リハビリテーション医学は、生活や動作の側面から、運動や認知、嚥下をはじめとする機能障害の診断・評価・治療を専門とする学問分野です。ひとつの医療分野を発展させるためには、基礎・臨床研究を推進し、研究に裏付けされた診療ガイドラインを作成、そのガイドラインに基づいた研修を実施し、専門的スタッフを育成することで医療の質を担保して医療を実践し、臨床場面での問題点を研究に活かすサイクルが必要です。

当教室では、神経生理学や運動生理学、脳科学を治療に応用するニューロリハビリテーション、がん患者の健康寿命やQOLを高めるがんのリハビリテーション治療(腫瘍リハビリテーション医学)、再生医療におけるリハビリテーション治療を研究領域の3本柱としています。すべての研究領域において、医師とともにリハビリテーション専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)の大学院入学を歓迎しており、わが国のリハビリテーション医学を先導する人材の育成に努めています。

入局後、どのタイミングで大学院進学するかは、それぞれの医局員の希望に応じて相談に乗っています。ご興味がある方は見学の際にでも気軽にご相談ください。